本格的に鍛えて走る


(関) 本格的に鍛えたいサイクリストに向けては?
(高) そうだね、それはやはり提案しているトレーニングコースを走ればいいのだけれど、その中でもノンストップ42kmコース(Nonstop course)が一番!
 
(関) 42kmノンストップコース(Nonstop course)は、何が良いのですか?
(高) それはアップダウンが連続してあるコト。つまりレースの全てのシチュエーションを想定できる。平坦、上り、下り、それをノンストップで走れるからね。
 
(関) 松吉さんは、そのノンストップコースをレースを想定して昔から走ってたんですか?
(高) そう。強化合宿やるときは、ここ(Nonstop course)でやってましたよ。完全にレースのシュミレーションだね
 
(関) なるほど、レースの練習の際は他の4つのトレーニングコースではなくてここですね?
(高) そうそう、ここ(Nonstop course)が一番ハードなコースだと思っていい。
 
(関) ちなみに、レースを想定した練習では何周走ります?
(高) 4周~5周ですね。一回の練習で4~5周です。
 
(関) それを、何日もやるんですか?
(高) そうそう、厳しいトレーニングに成るよ。そして、個人の力を測るのはタムトライアルコース(Time trial section)を走る。
 
(関) ボクにはよくわからないけれど、ノンストップはレースのシュミレーションでしょ?タイムトライアルコース(Time trial section)は、単純にタイムをどれだけ縮めるかですか?
(高) そうだよ。要するに自分の力がどれほどか?を見極めるために使うコースだね。
 
(関) ノンストップコースは、自分の力を見極められないんですか?
(高) そういうわけでは無いけれど、レースを想定すると複数で走るので個人の力が見極めにくい。複数だと、人を利用して走ることが可能だからね。
 
(関) は~ん、なるほど。単純に個人の力を図る時に、タイムトライアルコースなんですね?
(高) そうだね。
 
(関) マウンテンパスコース(Mountain path course)ですが、ここはどんな感じですか?
(高) 緩い上りがあるんだよね。どちらから行っても緩い上りが有る。海から行っても山から行っても長い上りが有る。どちらも4kmくらいかな。ただし、海沿いだけは車も多くて道も狭いので練習にならない。(Mountain path course)
 
(関) 緩やかな上り坂って、何の練習ですか?
(高) ま~追い込みとしてのトレーニングかな。アウターギアでガンガン踏むトレーニングコースかな。どちらかと言うと、このコースは競技のトレーニングをする前のトレーニングって感じかな。
 
(関) あ~慣らし運転的な事ですか?
(高) ノンストップコースのような、上り下りが繰り返すわけでは無いから。ここを2周するとして、スタートから思い切り走って、一周走って海岸は流す、そしてもう一周って感じかな。
 
(関) 海岸の部分は休憩って感じですね?
(高) そうそう、そこはリカバリーだね。そして、山に入って目一杯走る。
 
(関) 地図上だと、国体コース(Scenery course)とマウンテンは似てるように見えますが?
(高) ここはね、春先の準備トレーニングにいいんだよね。アップダウンが少なくて・・・時計と反対周りにまわるとすると、平坦が長く緩やかな上り、あとは適度なアップダウンが有る。だから、春先にぐるぐるまわって距離を走る。(Scenery course)
 
(関) やはり、シーズン前の調整ってことですか?
(高) そうそう、それはここ(Scenery course)と海岸線コースSeashore courseだね。負荷をあまりかけずに距離を乗れる。
 
(関) ということは、国体コース(Scenery course)、海岸コース(Seashore course)を春先走り、マウンテンコース(Mountain path course)へ行き、最終的にはノンストップコース(Nonstop course)でレースを想定し、タイムトライアル(Time trial section)で出来具合を確認するって感じですね?
(高) タイムトライアルは、いろんな事に使うけれどね。あのコースは、いろんな目的でちょくちょく走るんだよ。▶ 各コース(一覧)案内ぺーじへ
 
(関) 海岸Seashore courseはリカバリーって話は前から聞いてますけれど、トレーニングを通じて走るわけですね?
(高) そうそう、リカバリーだけの日もあるから。つまりお休みの日ってことだよね。普通の人はお休みは乗らないだろうけれど、競技者は休養日も必ず自転車に乗るからね。
 
(関) 乗らない日は一日も無いんですね~?
(高) 基本的にはそうだね。