高橋松吉のオススメコース


すべてのサイクリストへ

トレーニングのために


ロードサイクルの好適地として5つのポイント


 

 

 

①車が少ない ②信号が少ない ③工場地帯が無い ④美しい自然環境の中を疾走できる ⑤気候が温暖である

 

サイクリストにとって、交通事故のリスクが少ない事や道路渋滞が無く「気持ちよく疾走出来るコト」は非常に重要だと思います。私はここ南房総を『サイクリストの聖地にしたい』と考えています。古くは安房国(あわのくに)と言われた南房総エリア一周、 120kmを走破して頂ければ必ず新しい発見があることでしょう。


南房総は、都心から約100km、車でわずか90分の場所にあり、暖流である黒潮の恵みを受け寒暖差が少ないことから、春夏秋「春」と季節が替わります。年間を通して、霜が降りない無霜地帯でもあります。その為、お正月明けから花が咲き、関東近郊では唯一この時期に花摘みができるエリアです。南房総の名産品として、ふんだんな魚介類はもとより1月はハウスのイチゴ狩り、4月下旬にはソラマメ、6月は皇室に献上されるびわ、7月はブルーベリー、9月は落花生、10月からはみかんと季節に応じた楽しみがあります。その他日本酪農発祥の地でもあり、日本三大うちわのひとつ『房州うちわ』が名産品であります。

 

また、この辺り一帯は、元々海底だった場所もあります。それを示す証拠として、『日本最大級の200万年前の大規模海底地すべり地層』も発見され、学会で取り上げられています。そして南房総の海岸は、「南房総国定公園」にも定められています。その為、海岸道路より海側に建物はなく、東京湾や太平洋を横に海風を肌に感じながら疾走出来ます。

 

房総半島の海の特長は、なんといってもその美しさです。綺麗な海水にしか生息できないと言われる、『ウミホタル』が生息している海域なのです。その美しい海で育った、美味しいサザエやアワビも房総の特産品です。魚介類を獲る海人(あま)の歴史は、古墳時代まで遡り、歴代の天皇や貴族に魚介類を献上していたという歴史が残されています。ちなみに、熨斗袋の語源の熨斗は『熨斗アワビ』からきているようです。

 

館山市には、2600年の歴史を持ち由緒ある「官幣大社 安房神社」や、1200年の歴史を持つ関東三大厄除け大師の一つ弘法大師の「小塚大師」もあります。

 

関東最南端の地・・・温暖な南房総は、気軽に南国情緒を感じられる場所です。まるで南の島に居るような雰囲気を、気軽に味わえるこの地へぜひお越しください。